どうもSOMAです。
Nikon F2をメルカリで買ったとき、出品者さんが製造番号の写真も載せてくれていました。番号は7104592。なんとなく古そうだなとは思っていたんですが、ちゃんと調べたことはありませんでした。
そこで今回、手元のカメラとレンズの製造番号を全部見て、何年生まれなのかを調べてみました。調べてみたらF2は、うちの両親より年上でした!
この記事のポイント
製造番号と番号表を照らし合わせると、古いカメラやレンズのおおよその製造年が分かります。僕のF2は1971年ごろの、発売したての1台でした。
この記事でわかること
- カメラとレンズの製造番号がある場所
- 製造番号から製造年を調べる方法と、調べられないもの
- 手持ちの機材を生まれた年で並べた結果
- AI改だと思っていたレンズが、最初からAIだった話
こんな人向け中古で買ったフィルムカメラやオールドレンズが、何年ごろのものか知りたい人
目次
製造番号はどこにある?
製造番号は、だいたいこのあたりに刻まれています。
- カメラ:上の面(巻き戻しクランクのまわりなど)か、底
- レンズ:前のリング(レンズ名が書いてあるところ)




製造年の調べ方
製造番号から年を調べるには、ほかの人がまとめてくれている番号表を使います。ただ、メーカーが公式に出している表ではないので、どれも「このくらいの時期」という目安です。
今回使ったのはこの2つです。
- Nikon F2:F2の製造番号と製造時期の表(参考:destoutz.ch)
- ニッコールレンズ:レンズごとの製造番号の範囲をまとめた表(参考:Roland Vink)
それ以外の機材は、信頼できる番号表が見つかりませんでした。なので「発売から生産終了までのどこか」という書き方にしています。
ちなみにF2は「番号の先頭2桁が製造年」という話を見かけることがありますが、それは違うという指摘もあります。表で確認したほうが確実です。
手持ちの機材を生まれた年で並べた
| 機材 | 製造番号 | 生まれた年(目安) |
|---|---|---|
| Super Takumar 55mm F1.8 | 2826848 | 1960年代後半〜1971年ごろ? |
| Nikon F2 | 7104592 | 1971年7〜10月ごろ |
| Super-Multi-Coated Takumar 28mm F3.5 | 7452641 | 1970年代前半 |
| Auto Nikkor 50mm F1.4 | 1416915 | 1973年〜1974年6月ごろ |
| Nikkor 35mm F2.8(AI) | 869771 | 1977〜1979年ごろ |
| Nikon FG | 8369920 | 1982〜1984年のどこか |
| Bessa-L | 00014567 | 1999〜2003年のどこか |
ここからは1つずつ見ていきます。
Nikon F2:1971年7〜10月ごろ
F2の製造番号は7100001から始まっていて、僕のF2は7104592。番号表では「710xxxx」が1971年7〜10月ごろに当たります。(参考:destoutz.ch)F2が発売されたのは1971年なので、発売したての、かなり最初のころの1台ということになります。
うちの両親より年上です。そう思うと、ちょっと見る目が変わります。
F2の話はNikon F2をメルカリで約2万円で買った話に書いています。
Super Takumar 55mm F1.8:F2より年上かも
Super Takumarは、F2より古いかもしれないレンズです。ただ、この55mm F1.8の製造番号と年をきちんと対応させた表は見つかりませんでした。海外の掲示板に別のレンズ(55mm F2)の番号の範囲が載っていて、それに当てはめると1960年代後半〜1971年ごろになります。ただ別のレンズの話なので、あくまで参考です。
Super Takumar 55mm F1.8の記事もあります。
Super-Multi-Coated Takumar 28mm F3.5:1970年代前半
こちらも番号表は見つかりませんでした。レンズ名の「Super-Multi-Coated」は多層コーティングのことで、タクマーの名前が使われていたのは1975年まで。なので1970年代前半のどこか、くらいまでしか言えません。

Auto Nikkor 50mm F1.4:1973年〜1974年6月ごろ
番号の1416915は、ニッコールの番号表では多層コーティングになった「S·C」と呼ばれるタイプの範囲で、1973年〜1974年6月ごろ。(参考:Roland Vink)F2より少しだけ年下でした。
このレンズは非AIなので、FGには付けられません。その話は非AIレンズはNikon FGに付けちゃダメに書きました。

Nikkor 35mm F2.8:AI改だと思っていたら、最初からAIだった
今回いちばんの発見はこれでした。
このレンズ、ずっと「New Nikkor 35mm F2.8のAI改」だと思っていました。AI改は、もともとAIではないレンズを、あとからAIの仕組みに改造したものです。AIの35mmと見比べたら形や作りが違って、New Nikkorのほうが近かったので、そう判断していました。
ところが製造番号の869771を番号表で調べると、最初からAIとして作られたレンズの範囲(1977〜1979年ごろ)に入っていました。(参考:Roland Vink)35mm F2.8のAIは、最初のころはNew Nikkorと同じ見た目のまま、絞りリングだけをAIにしたものだったそうです。(参考:Richard Haw)僕が見比べたのは、あとから形が変わったほうのAIだったんですね。
実物の絞りリングを見直してみたら、たしかにAIレンズでした。製造番号を調べなかったら、ずっと勘違いしたままでした。

Nikon FG:1982〜1984年のどこか
FGは番号表が見つかりませんでした。FGが作られていたのは1982〜1984年なので、そのどこかです。(参考:Wikipedia「Nikon FG」)僕にとって初めてのフィルム一眼レフです。(FGを買った話)
Bessa-L:1999〜2003年のどこか
Bessa-Lは、知り合いの家の整理で譲ってもらったカメラです。番号表は見つかりませんでした。発売が1999年1月、生産終了が2003年5月なので、そのどこかで生まれたことになります。(参考:CameraQuest)今回並べた中では、いちばん新しいフィルムカメラでした。(Bessa-Lの記事)
今使っているデジタルの機材も並べてみた
最後に、今使っているデジタルの機材も発売年で並べてみました。
| 機材 | 発売年 |
|---|---|
| Sony α7II | 2014年 |
| Sony FE 24mm F2.8 G | 2021年 |
| iPhone 16 | 2024年 |
| FUJIFILM X-E5 | 2025年 |
| XF23mmF2.8 R WR | 2025年 |
(参考:富士フイルム ニュースリリース、Wikipedia「Sony α7 II」)
製造年がはっきり分かったF2の1971年から、X-E5の2025年まで。手元の機材だけで50年以上の幅がありました。
まとめ
製造番号を調べるだけで、F2が両親より年上なこと、35mmが実はAIレンズだったことが分かりました。お金もかからないし、手元の機材を見るだけでできます。
番号表がない機材もあるので、全部ぴったり分かるわけではありません。それでも中古で買ったカメラやレンズが何年生まれか、一度調べてみると楽しいです!