Nikon F2をメルカリで約2万円で買った話|真鍮のずっしり感と、古いカメラの不安

海辺の写真に「Nikon F2は、いいカメラ。」の文字を重ねたアイキャッチ画像 カメラ

どうもSOMAです。

前回は、初めてのフィルム一眼レフとして、Nikon FGを紹介しました。今回は、いま使っているもう1台のフィルムカメラ、Nikon F2の話です。

メルカリで、約2万円で買いました。

持った瞬間の所有感が桁違いで、めっちゃ気に入っています!ただ、古いカメラならではの不安もあります。買った理由、好きなところ、気になったところ、フィルム代の話まで書いていきます。

Nikon F2とは

Nikon F2は、1971年に発売されたニコンのフィルム一眼レフです。ファインダーを交換できるのが特徴で、チタン箔のフォーカルプレーンシャッターを搭載し、最高シャッタースピードは1/2000秒です。(参考:ニコン公式「Debut of Nikon F2」)

50年以上前のカメラですが、いまも中古で手に入ります。僕のF2には、露出計つきの「フォトミック」ファインダーの初期型が付いています。

なぜF2にしたか

Nikon F3とは、かなり迷いました。でも、メルカリで安いF2を見つけてしまって、そのまま買ってしまいました。値段は約2万円です。

買ったF2は、状態がかなりよかったです。光漏れを防ぐモルトはまだ生きていて、ダメになっていたのは、シャッターまわりの吸音用のモルトくらいでした。

持った瞬間にわかる、真鍮の重み

Nikon FGは、プラスチックが多く使われている、軽いカメラです。それに対してF2は、真鍮の重みを感じる、ずっしりしたボディです。

手に持った時の「金属の塊を持っている」感じは、FGとはまったく別物でした。所有感は、桁違いです。

結構重いです。それでも、1日持ち歩くくらいなら、なんとかなります。ストラップは、Amazonで適当に買ったものを使っています。この重みも含めて、「いいカメラを持っている」と感じさせてくれるのが、F2のいいところだと思っています。

巻き上げの音と、シャッターの重み

F2で特に好きなのは、フィルムを巻き上げる時の音と、シャッターの重みです。

巻き上げると、「ジャこん…じゃこん…」と、気持ちのいい音が鳴ります。FGと比べると、この違いははっきりわかります。巻き上げる音も、シャッターを切った時の重みも、F2のほうが、ずっと心地いいです。

写真を撮るだけじゃなくて、巻き上げて、シャッターを切るという動きそのものが楽しくなります。

ファインダーの見え方

ファインダーは、フォトミックの初期型です。見え方は、さすが一眼レフ、という感じです。ただ、ファインダーの中の露出計は、今は正しく動いていません。この話は、このあと「気になった点」に書きます。

好きなところ

好きなところは、デザインです。無駄な飾りがなくて、必要なものだけでできている見た目が、めっちゃ好きです。

もう1つは、最低限の機能で完成された機械であるところです。便利な機能は、たくさんありません。その代わり、撮るために必要なことだけが、ちゃんとそろっています。余計なものがないぶん、写真を撮ることそのものに、集中できる気がします。

いま使っているレンズ

いまは、New Nikkor 35mm F2.8のAI改と、Auto Nikkor 50mm F1.4を、よく使っています。どちらも古い世代のニッコールです。

使い分けは、はっきりしています。35mmは、スナップに使います。50mmは、何を撮りたいか、主題がはっきりしている時に使います。

作例

F2に、Auto Nikkor 50mm F1.4を付けて、フィルムはKodak Portra 400で撮った写真です。お気に入りは、一番上の電車の写真です。

線路を走る電車と、奥に並ぶ高層ビル
一番のお気に入りの1枚
雨上がりの駐車場と、奥に見える緑の山
岩場に打ち寄せる波と、海
青空の下、草の丘を歩く人と細い道
港に停まっている白い小さな船
木の枝に吊るされた缶コーヒーと、緑の葉
バスの車内で、前の席に座る人を後ろから写した写真
両手にのせた小さな魚

気になった点

気になる点は、カメラ本体の作りや、使い心地ではありません。古いカメラだからこその、2つの不安です。

1つ目は、ファインダーの露出計です。ファインダーの中の露出計が、正しく動いていません。いわゆる「バカになっている」状態で、表示をそのまま信じて撮ることができません。ちなみに、フォトミックの露出計は、ボディに電池を入れれば使えます。ただ、F2本体は完全な機械式のカメラなので、電池がなくても撮影はできます。僕のは露出計が使えないので、電池がなくても、特に困っていません。

2つ目は、シャッタースピードが適正かどうかの不安です。50年以上前のカメラなので、設定した速度で本当にシャッターが切れているのか、確かめるのが難しいです。ただ、今のところ、F2で撮った写真で、露出がずれていると感じたことはありません。

古いカメラとの付き合い方

露出計については、別にセコニックの露出計「STUDIO DELUXE L-398」を買いました。ファインダーの表示に頼らず、単体の露出計で明るさを測れます。ネガフィルムは、多少の露出のずれを許してくれるので、単体の露出計があれば、気楽に撮れます。

シャッタースピードについては、点検や整備(オーバーホール)に出すことを、検討しています。まだ出したことはありません。費用がかかるので、まずは検討している段階です。

現像とスキャン

現像とスキャンは、カメラはスズキの輸送現像(郵送での現像)を使っています。フィルムを送って、現像とデータ化をしてもらう方法です。将来的には、スキャンを家でやってもいいかな、と思っています。

フィルムはお金がかかる

フィルムで撮ると、やっぱりお金はかかります。フィルム代と、現像代がかかるので、気軽にたくさん撮る、という使い方には向いていません。

もし、手軽にフィルムっぽい写真が撮りたいだけなら、富士フィルムのカメラでもいいと思います。僕が使っているX-E5は、フィルムシミュレーションで、色を選ぶ楽しさがあります。(FUJIFILM X-E5 1年使ってわかった魅力とやっぱり気になった点)

こんな人におすすめ

所有する喜びや、手に持った時の重みを大切にしたい人には、F2はおすすめです。便利さよりも、機械としての魅力を楽しみたい人にも、向いています。

おすすめしにくい人

露出も含めて、確実に失敗したくない人には、あまり向いていません。軽いカメラで気楽に撮りたい人や、フィルム代・現像代をなるべく抑えたい人にも、おすすめしにくいです。手軽にフィルムルックだけ楽しみたいなら、富士フィルムのカメラのほうが合っていると思います。

買う前に知っておきたいこと

  • ファインダーの露出計が正しく動かない個体がある(僕のもそうです)
  • シャッタースピードが正しいかは、点検に出さないと確かめにくい
  • 結構重い(1日持ち歩くことはできます)
  • フィルム代と現像代がかかる
  • 中古なので、状態は個体差がある。僕のは状態がよかったですが、買う前に出品の写真と説明をよく見たほうがいい

まとめ

Nikon F2は、真鍮のずっしりした重みと、最低限の機能で完成されたデザインが魅力の、フィルムカメラです。露出計やシャッタースピードの不安はありますが、それも含めて、手元に置いておきたくなる1台です。

メルカリで約2万円という値段を考えると、僕にとっては、満足度の高い買い物でした!

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